徳川家康の折戸ナス  その①

オチコ

2008年06月10日 21:52

かの、徳川家康が食べた「折戸ナス」をご存知ですか?

 「一富士、ニタカ、三なすび」といわれた、あのなすびです。
 
 約400年前のこのナスを復元しようという試みがあり、清水の折戸に住む遠藤氏が復元したのです。

NHKでも何度か取り上げられていますのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、まず種さがしから始まりました。
幸運にも、三重県の「野菜茶業試験場」に保存されていて、このうちの一部が遠藤氏により栽培されました。
遠藤氏は、農業の傍ら郷土史家でもあり、ことのほかこのナスに興味を持って、土の管理、肥料のやり方、剪定の仕方、温度管理、日照の管理等、工夫を重ね見事に復元されたのでした。

 私たちは、遠藤氏にお会いし、直接お話を聞く機会をいただき、その時「折戸ナス」の苗を分けていただきました。
我が家の畑に植えてみて、まず驚いたことは、今の品種改良されたナスと違い、原種に近いためか葉っぱも花も大きくワイルドで力強いことです。