宇久須の自然は?
先日、家族で宇久須の鈴木達志さんの所に行きました。
宇久須は子供達が小さい頃よくキャンプに行き、
私たちにとって、とても思い入れのあるところなんです。
しかし、「ここが宇久須だよ。」と言われた時、余りの事に言葉を失ってしまいました。
海の中には、防波堤が出来、おまけになが~い橋が突き出ていたんです。
ところで、これが、私たちの脳裏にある宇久須です。もう20年くらい前になりますか・・・
小さな子供用プールがあって、子供達はプールで泳いだり、
遠浅の海に入ったりして終日遊んでいました。
海に沈む夕日で真っ赤に染まりながら夕飯を食べたものです。
ある日、朝早く子供達と海辺を歩いていると"うつぼ"が打ち上げられて死んでいました。
私は”うつぼ”という魚を教えたくて「うつぼだよ。」といったのに、
息子は、[うつぼくん、かわいそう。」と言って 、棒を拾ってきて砂の上に「うつぼくん」と書きました。
幼い子供にそんな優しさを教えてくれた宇久須の海でした・・・
私は、その海の今の姿をとても写真に撮ることが出来ませんでした。
鈴木さんから伺ったところ、海に突き出たなが-い桟橋は羽田空港の工事に砕石を運ぶためのものだそうで、もうすぐ撤去されるそうです。しかし、もっと驚いた事は、砕石をとったその跡地にアスベスト処理工場を建設するというのです。
こんな小さな宇久須の自然をどうして・・・と言葉を失ってしまいました。
どうか、子供達に豊かな心を育んでくれた宇久須の自然をこれ以上傷つけないでください。
私たちは、人工的に何も手を加えない宇久須の自然を愛しているんです。
そんな気持ちを込めて、「かねじょうさん」で、アスベスト処理工場建設反対の署名を息子ともどもさせていただきました。